1959-03-06 第31回国会 参議院 予算委員会 第6号
昭和十三年の下期に、外国為替基金の設置に伴いまして、これに約八十七トン、金額において三億円を移管をいたしました。これを外貨にかえましたために、十三年末に保有の金は約百四十五トン、五億円となったのでございます。その後、昭和十四年から戦時中数次にわたりまして変動があったのであります。金資金特別会計との間に売買が行われた。これがその変動でございます。
昭和十三年の下期に、外国為替基金の設置に伴いまして、これに約八十七トン、金額において三億円を移管をいたしました。これを外貨にかえましたために、十三年末に保有の金は約百四十五トン、五億円となったのでございます。その後、昭和十四年から戦時中数次にわたりまして変動があったのであります。金資金特別会計との間に売買が行われた。これがその変動でございます。
それからまた基金会計というようなものにつきましても、たとえば外国為替基金でありますとか、その他緊要物資輸入基金でありますとかいういわゆる基金会計に属するものは、その形で統一されております。それから行政的事業会計、病院会計、保険会計とかいうものは、また別の形でいろいろな書類が全部統一されておるのでありますが。
○西村(榮)委員 それでは議論は別として、通貨基金の委員会の使節が外国から来たときに、日本の外国為替基金の管理は、こういうふうにしているということの報告はあつたわけですね。
その最も著しい例は、外国為替基金に対しまして三百億円の出資をするのでありますが、この三百億円の出資がなぜ必要になつたのかということを調べて見ますればすぐわかるので、これは昨年の日英通商協定におきまして、この日英通商協定は日本が独立国として扱われまして、司令部の介入なしに直接日本政府とイギリス政府と交渉した最初の外交交渉であつた。この外交交渉が成功することを国民はひとしく希がつておつたのであります。